皮膚科外来

目次

獣医皮膚科学会認定医による「皮膚科診療」について

当院の皮膚科診療について

一般医による皮膚科診察で満足が得られない方のための、皮膚科診療10年以上の実績を持つ、獣医皮膚科学会認定医による特別診察です。
もちろん普通の皮膚科初診様にも丁寧に対応します!

皮膚病や外耳炎に対する飼い主様やどうぶつ達の悩みは深いもの。反面、獣医師にとっては、皮膚病や外耳炎はステロイドなどで一時的に良くなることなどから、時としてあまり真剣に向き合わない傾向があるようです。

アレルギーだから治らないと諦めていませんか?それは本当にアレルギーでしょうか?診断の見直しから始めて、まずは“治る”を目指します。

治らない皮膚病であっても、もっと快適に、もっと薬を減らして過ごすお手伝いを致します。

以下のようなお悩みを持つどうぶつ達と飼い主様の悩みにお答えします。

1.皮膚や耳が赤い、フケが多い、痒い。ベタベタしている。臭う。外耳炎についてはコチラ→
2.皮膚病や外耳炎が他の病院の治療で良くならない。
3.もっときちんとした説明が聞きたい。原因を知りたい。薬を減らせないか相談したい。
4.他の病院で手術を薦められた慢性外耳炎。手術を回避したい。
5.この子に合ったスキンケアを相談したい。

皮膚科診察は次のように行っています

STEP
お話を聞きます

初診はだいたい1時間位かかります。

・一番つらい症状は?
・いつからどんな風に始まった?きっかけは?
・どんな治療をして、効果はどうでしたか?
・環境は?
・ご飯は?おやつは?
・スキンケアはどうしてますか?
・何が一番心配で何が知りたいのかしら?
・どうしたいかしら?

お話を聞くことが診断の始まりです。また、皮膚病以外の病気が関係していないか?も重要なポイントと考えています。

STEP
考えられる診断を挙げます

伺ったお話と合わせて、品種、年齢、性別、身体検査、発症時期、今の症状などから診断を絞り込みます。

STEP
最低限の検査を提案します

多くの慢性皮膚疾患は細菌や酵母菌の二次感染を伴っています。また今までの獣医師の検査に見落としがある可能性もゼロではありません。最低限の検査として皮膚の検査を行う事がほとんどです。

検査はほとんど痛くありません。少量の毛やフケの検査から細菌、皮膚糸状菌(カビ)、酵母菌、各種のダニなどの関与を見極め、治療に役立てます。

それ以上の検査については、およその見積りと共に、今後どのように向き合っていくか、お家でも相談していただけます。初診から高額な検査を次々と実施してしまうということはありません。
(早めのはっきりした検査を希望される場合や、診断に急を要する疾患が予想される場合は、相談の上で検査を提案します。)

STEP
初期治療、今後のプランを提案します

多くの飼い主様が、今までの治療で良くならないという悩みをお持ちの事が多いです。

内服薬、外用薬、スキンケア、食事療法を、動物たち自身の性格、飼い主様の生活までできるだけ配慮して最初の治療を提案します。

今後の検査プランを提案します。

STEP
再診

初期治療の反応と、ご家族のご意見などからこれからの検査や治療のプランをお話します。皮膚の問題が何から生じているかを考えるために、全身の評価が必要なことがあります。

一般的な血液検査(内臓の病気やホルモン系の病気などを調べる目的)や、超音波検査を提案することもあります。また、アレルギー性皮膚炎を疑う場合は、血液検査でアレルギー検査を行う事ができます。

治らない皮膚病であってもできるだけ快適に過ごせるお手伝いができればと考えています。

当院の「外耳炎診療」について

動物の外耳炎は、ほとんどが皮膚病なのです。
そのため動物は人の場合と違い、外耳炎は皮膚科で診察します。

以下のような状態がある時はご相談ください

1.  耳が赤い
2.  耳を痒がる・・引っ掻く、頭を振る、頭を傾ける
3.  耳が臭い
4.  耳に皺があり、ガサガサしている(フケが多い)
5.  耳だれがある、膿が出ている
6.黒い汚れが止まらない
7.他の病院に通っているが治らない
8.他の病院で手術を薦められた

動物の外耳炎について

外耳炎は動物病院に来院する理由の最も多いものの1つです。

一過性の急性外耳炎では軽く洗浄して配合剤の点耳薬を処方される治療が一般的です。しかしながらそれ以上の処置も診察もできないまま、再発を繰り返し、慢性的に経過し、じりじりと悪化してはいませんか?

完治していれば良いのですが、慢性的に炎症状態が継続すると、外耳道の変形や狭窄を招き、非常に治りにくい状態へと変化してしまいます。

耳道は非常に敏感です。小さな発疹が1つ出来てさえ、痛みや痒みはつらいものです。早めに良好な状態へ導くお手伝いをいたします。

他の病院で全耳道切除を薦められた患者様へ・・・。

全耳道切除の前にまだやれることがあるかもしれません。。

外耳炎の診療は以下のように行っています。

STEP
お話を聞きます。

・いつから始まっているか?
・きっかけの心当たりは?
・どんな治療をして効果はどうでしたか?
・普段のお手入れは?
・ご飯やおやつはどんなものをあげていますか?

STEP
オトスコープで観察。耳垢の検査

手持ちの耳鏡では見えない鼓膜付近まで特殊な器具を用いて観察します。耳垢を染色して顕微鏡で観察し、細菌や真菌、寄生虫などの有無を調べます。重度の細菌感染では培養検査を実施します。

STEP
洗浄

耳道を傷めない正しく優しい洗浄法で、洗浄し、悪化因子である耳垢を取り除きます。
頑固な感染を助長するバイオフィルムを取り除きます。再び耳道と鼓膜を観察します。

治らない外耳炎には治らない原因があります

・耳道の腫れ、変形
・異物
・出来物(しこり)
・中耳炎
・感染
・背景にある皮膚病

などが考えられます。

STEP
初期治療

最初の1週間は初期治療として点耳薬をお家で実施していただくことが多いです。必要に応じて内服薬を処方します。点耳がどうしても難しい子の場合は持続的に作用する点耳薬もあります。

STEP
再診

治療反応をみて、今後の追加検査、今後の通院頻度、治療目標を一緒に考えます。背景に皮膚病が考えられる場合、できるだけ適切な時期に必要な検査を提案します。麻酔や鎮静下でオトスコープを使用した洗浄を提案することもあります。

オトスコープを用いた洗浄

詰まっている犬の耳垢を鉗子で除去

痛みや不安の少ない治療法を模索したいと考えています。お食事やおやつについての相談に応じます。

中耳炎が疑われる場合、耳道の変形が激しく中の様子が観察不可能な場合、腫瘍が疑われる場合はCTなどの画像検査をご紹介することもあります。またより厳密な処置が行える専門医へのご紹介も可能です。

STEP
その後の経過など

・急速に完治に向かう場合
・ゆっくりと完治に向かう場合
・定期的な通院(通常1ヶ月に1度程度)が必要な場合

など様々ですが、多くの場合全耳道切除のような、侵襲性が高い合併症の多い手術を回避できるようになってきています。

また、手術が必要な場合でも、今までのやり方を改善し、少しでも腫れや感染を抑えた状態で手術をご紹介する方が、手術の成功率も高いと考えています。

外耳炎に悩まれている方は、是非一度ご相談ください。

>> 担当医:山本真紀子のHP.外耳炎についての説明です。こちらも参考にしてください。

獣医師紹介

皮膚科認定医

山本 真紀子

担当医:山本真紀子のホームページはこちらからどうぞ

【略歴】
東京農工大学卒
埼玉の動物病院で広く一般内科・外科を学ぶ
企業病院院長
結婚退職
東京農工大学付属動物病院内科Ⅱ腫(皮膚科)研修医
ベイサイドアニマルクリニックにて主に皮膚科診療
現在、東京、横浜の複数の動物病院で主に皮膚科診療に従事

【執筆・論文など
2011年獣医臨床皮膚科, Identification and Antimicrobial Drug Susceptibility of Clinical Staphylococcus spp. Isolates from Canine Superficial Pyoderma at a Primary Veterinary Hospital
2012年日本獣医皮膚科学会ポスター発表、優秀ポスター賞受賞
“一次診療施設にて表在性膿皮症と診断された犬由来のStaphylococcus pseudintermediusにおける表皮剥脱性毒素遺伝子の保有状況”
2012年日本獣医皮膚科学会認定医取得
2018年1月号―2021年1月号, 雑誌Wanにてコラム ” +αの愛犬ヘルスケア入門 ”
2019年獣医臨床皮膚科, 優秀論文賞受賞, リゾチーム-キトサン糖複合体(LYZOX)とデカン酸含有スプレーをマラセチア皮膚炎が疑われる犬の皮膚病変部に用いた効果の検討:9症例
2013年―現在, Veterinary Internal Medicine の要約の翻訳

皮膚と耳の病気で悩み、困っている飼い主様と動物たちのオアシスにような存在になりたいといつも思いながら診療を行っています。
少しでも楽に過ごしてもらえるようにお手伝いいたします。

【 皮膚病の子を抱えて何件も病院を渡り歩いている飼い主さんへ 】 >>
【 皮膚科診療のご案内 】 皮膚・耳に悩むみんなのオアシスに・・>>

目次